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戦火の生贄
戦場での陵辱劇をテーマにした小説を中心にしています。※18歳未満は閲覧禁止
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戦の薫る酒~Laphroaig~


 コッツウォルズの田舎からロンドンまで出てきたのは、あの何もない村にを尽かしたからだ。
 親父は俺に羊を任せたかった様だが、俺は羊も広いだけの丘も大嫌いだった。
 そして何より、羊の尻を追いながら親父に様にただ老いて行くなど、まっぴらごめんだと思った。
 とにかく俺は、あの村の全てにうんざりとしていたのだ。
 別にロンドンに何かあてがあった訳じゃない。
 ただ身体だけは人一倍丈夫だった事もあって、何とかなるだろうなどと漠然と思っていた。
 ともあれ、何か仕事を見付けない事には、またあの田舎で羊を追う事になる。
 たまたま入った街のバーでそんな事を考えていた時だった。
「なあ…若いの、酒くれねえか?」
 ひどく汚れた男だった。
 もう老齢になろうという歳だというのに、乱れた髪に伸びるに任せた髭面。
 事故によるものだろうか、左足は膝から下が無く松葉杖を突いている。
「へへ…酒だよ、酒、一杯くらいいいだろ、な?」
 マスターに目を向けると、露骨に迷惑そうな様相をしていた。
 成程、手持ちも無しに酒をねだって回る男か、生憎こちらも余裕のある身ではない、早々のお引取りを願おうと思ったが再度男の姿を見てふと思い留まった。
 大した理由ではなかった、ただこの男が薄汚れた身なりにも係わらず、その体躯が逞しく目の奥に何かぎらぎらとした物を感じたからだ。
 少なくとも俺の居た田舎では、見た事のない種類の人間だった。

「マスター、一杯やってくれ」
 金を渡すとマスターは憮然としながらも、ボトルに手を伸ばす。
「へへ…ありがとよ、お?おい、それじゃねぇよ、隣の…そう、そいつだ」
「若いの、あんたもやってくれ、もっとも俺の金じゃねぇがな」
 何とも遠慮を知らない男だが、折角なので俺も同じ酒を用意してもらった。
「それじゃあ若いの、この一杯の幸運に乾杯だ」
 俺は苦笑いで男とグラスを合わせると、琥珀色の液体を口にした。
「!!ッ………こ、これは……」
「へへへ…いい香りだろう?」
 これは香りなんて物じゃない、鼻を刺す強烈なピート臭に、喉を下した後に残る燻される様な煙感。
 なんて酒だ、上品な見た目と違って、ひどく荒々しい後味じゃないか。
 俺がしばしの間、燻される様な酔いに巻かれていると。
「やっぱ最高だぜこの味は、何もかもが焼けちまうあの戦の香りだ」
 そんな事を呟いて、男は遠い目をして琥珀色を覗き込んでいた。
「爺さん、あんた軍人だったのか?」
「ああ、若い頃はインドでな、土人の反乱軍を殺り合ったものさ…へへ」
「知ってる…確か、インド大反乱…」
「ああそうだ、当時出来たばかりの新型銃を手にして、仕留めた土人の数を競ってな…」
「………………」
「なんだ若いの、戦が好きか?」
 俺の目を男の老いた瞳が覗き込む。
「いや…そんな事は……」
「へへ…嘘はいけねぇよ若いの、あんたさっきから、まるでガキみてぇな目ぇしてるぜ」
 男は、さも楽しそうに笑っている、一方俺はと言うと腹が立つと言うより、何やら気恥ずかしい感じがしていた。
 だから、男の言ったとおり、子供みたいにこんな事を聞いていた。
「教えてくれよ爺さん、戦争の事をさ」
「いいぜ、教えてやるよ、俺の見てきた戦をよ」


 あの頃、インドじゃ東インド会社が幅を利かせてたがよ、メーラトでシパーヒー共が反乱を起こして、激しい戦闘が続いていた。
 俺達イギリスインド軍は、新型銃や大砲で反乱軍を蹴散らしてやったが、それでも奴らの抵抗はそりゃあ凄まじかった。
 中でもラクシュミーの率いる軍に、立て篭もったいたイギリス兵が捕虜まで皆殺しにされたって話が流れてからはよ、お互い報復の応酬ってやつが続いてな。
 こっちはこっちで、捕虜にした土人を大砲に括りつけては、そのまま吹き飛ばしてよ。
 爆音と一緒に土人どもがバラバラに吹き飛ぶ様は、そりゃあ痛快だったぜ。
 そういや、ラクシュミーってのは若い女の上に、土人にしては中々にいい女だって話でな。
 皆が自分こそがラクシュミーを仕留めてやるって、息巻いてたもんだ。
 俺もラクシュミーを大砲で吹き飛ばす様を想像してはな、童貞の小僧みたいに興奮して眠れない夜もあったりしたもんだ。
 ラクシュミーの軍ってのは、女子供まで混じった民兵が多くてな。
 あれはカールビーの城を落とした時だったな、城の中には逃げ遅れた民兵共が逃げ惑っていた。
 中にはしつこく抵抗する連中も居たが、奴らの旧式銃など俺達の銃からしたら玩具みたいな物だ。
 戦列を組んでの一斉射撃で、民兵の連中がばたばたと倒れてな。
 すかさず俺達はそのまま突撃して、残った連中に銃剣を突き立てた。
 民兵の中には若い女も少なからずでな、戦に高揚していた俺達は手当たり次第に犯したり殺したりしたもんだ。
 褐色の肌ってのも悪くないものだったぜ。
 腰は細いくせに胸は熟れた果実みたいでよ、おまけに張りがあっていい身体をしていやがる。
 ちぃとばかり年増の女でも、柔い肉穴に突っ込んでみりゃあ最高だったぜ。
 まして若い娘となりゃ尚更だ、泣き喚く娘を数人がかりで押さえ付けながら細い腰に突き入れてな。
 弾むみたいな若い乳房を掴んだまま、何度も中に出してやったぜ。
 中には、もう生きてるかどうかも分からん女を犯してる連中もいてな。
 まぁ、どうせ生かしておく気も無かったんで、同じ事だったがね。

 中でも覚えているのは、ひどく暴れてくれた小娘だったな。
 まだガキみてぇに華奢な小娘だったが、引っ掻くわ噛み付くわでえらい手が掛かってな。
インド1
 その場で殺しちまっても良かったんだが、ちと面白い事を考えてよ。
 あの頃、インドには大量の阿片が溢れててな、俺達は小娘の華奢な身体を押さえると、阿片を詰めたパイプを小さな口に捻じ込んで、たっぷりと吸わせてやったのよ。
インド2
 そうしたら小娘は嘘みたいにぐったりとしたまま、ぼんやりしたままぶつぶつとうわ言を呟いてよ、これが散々に暴れた小娘かと思うとひどく興奮したもんだぜ。
 小娘小娘と言ったがよ、ひん剥いて見りゃ胸なんか片手に収まっちまう様なガキだった。
 だがこの小さい胸が、熟れた女とは違って張りのある手触りで何ともたまらない。
 下の方はと言うと、これも毛と言える程のものも無い綺麗な筋でよ。
 脚を広げて見ても阿片で呆けたガキは抵抗もしなかった、蛙を仰向けにした格好だってのに股の筋が閉じたままだってのは、本当にガキだったのかも知れねえな。
インド3
 その格好が、何だか「犯してくれ」って言ってるみてぇでよ、綺麗な割れ目を押し開いて奥までぶち込んでやった。
 ガキを犯した事なんかねぇだろ?
 ガキの穴はえらく狭くて固いけどよ、そこを力付くに押し開いて犯すのはたまらない物があったぜ。
 大量の阿片でいかれちまってるって言っても死んでる訳じゃねえ、ぎちぎちの穴を奥まで突っ込んで胎突き上げてやりゃあ、小さな身体震わせて「あ」だの「う」だのと声を漏らしてた。
インド4
 それに、呆けたガキはこっちの成すがままだ、何度も突き入れてやりゃ小さな胸が弾んでるのも最高でな、孕む様な歳だったかは知らねぇが、奥まで突き入れてたっぷりと子種をくれてやったぜ。
インド5
 そうしたらよ、ガキのくせして娼婦みてえに胎の奥をひくつかせて、子種を吸い上げてやがった。
 ガキと言えども女って事か、それともたっぷり吸わせた阿片のせいか、とにかくガキの狭い穴で娼婦みてえなひくつきだ、俺達は入れ替わりに何度のそのガキを犯してやった。
 噛まれる心配も無いとくれば半開きの口にもぶち込んでよ、ガキってのは口の方も小さいもんだから、喉の奥まで突っ込んじゃあ子種を喰らわせてな。
 胎の方にも何度も出したものだからよ、開きっぱなしの股ぐらから入りきらない子種が溢れかえってたぜ。
 ええと、最後の方には、ありゃあもう死んでたな、細っこい手も脚もぶらぶらさせてよ、犯す度に呆けた顔のままの頭がかくかく揺れててよ。
 もう孕む事も無かったろうけどよ、それでもガキの胎に子種を吐き出すの最高だったぜ。


「それからも、戦は続いたな」
「そりゃあ大勢殺したし、大勢殺された」
「ま、おかげで俺もこの様だしな」
 へへへと笑って、男は膝から下の無い足をぽんぽんと叩く。
「後悔は?」
 あっけらかんと語る男に、ついそんな事を聞いてみる。
「まぁ…ねぇな、へへ…何だかんだで、好きにやったからな」
「心残りと言えば、ラクシュミーの最後を見れなかった事かね、何でもグワーリオルで戦死したって話だが、ぜひお目に掛かりたかったもんだぜ」
 そう言って男は、グラスを傾け。
「ん?…ああ、もう空か…へへ…ありがとよ若いの、久しぶりにうまい酒だったぜ」
「杯を満たして~軍帽被り薬嚢背負い~交紐の衣着たる者らの~長命を祝ひて乾杯せん~♪」
 男はあっさりと席を立つと、振り返りもせずにバーを出て行ってしまった。
 残された俺は、今まで考えても見なかった戦場の話を反芻して、グラスに残った琥珀色を流し込む。
 相変わらず鼻を突く程のピート臭と、咥内を燻す様な煙の味を感じながら、酒のボトルに目を向けた。
「…ラフロイグ……戦の匂う酒か…」
 明日は、連隊を尋ねてみるとしよう。
 未だ煙の香りに酔ったまま、俺はそんな事を考えていた。

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戦場の蟲


 騎兵に両翼を押さえられ、サラセンの誇りであった筈のアンサール兵団が追い込まれていた。
 後方は山に塞がれ、正面からは主力の歩兵団に攻め立てられ。
 理想的とも言って良い包囲網に、サラセンの兵団はもはや風前の灯となり。
 中には武器を捨て降伏を叫ぶ兵士もいたが、包囲した兵達は容赦なく矢を浴びせ屍の山を築き上げる。
「へへ…流石はアンタの作戦だ、どうやら奴等もこれでお終いだな」
 本陣で指揮を取っていた騎士が、勝敗の決した戦場を前に笑みを浮かべた。
「…追い詰められた兵は何をするか分からぬもの、慎重にそして容赦なく皆殺しに……」
 ローブの奥から呻くような声が漏れる、潰れしゃがれた全てを呪い殺すかの様な声に、騎士の顔から笑みが消えた。
「あ、ああ…その通りだな、おい貴様ら!気を抜くな、じっくりと包囲を縮めて奴等を絞め殺せ!」
 ローブの男は追い詰められた兵士等が殺戮される様をじっと見つめていた。
 フードの奥に隠れてその顔は分からぬが、くっくと男は満足そうに低く笑い、その身を震わせる。
 この戦場において男の姿は異質であった。
 輿に座したまま立とうともせず、ローブで小柄な身体をすっぽりと覆った容貌。
 男は自らを「蟲」と名乗っていた。
 それ以外に男の素性を知る者は居ない。
 ただ分かっているのは、蟲が類稀なる用兵家であるという事。
 まるで魔術とでもあるかの如くに、敵の行動を制して手足を奪い取るかの様に追い込んで駆逐する。
 そして、時として味方ですら寒気を覚える程の、サラセン人への殺意。
 蟲がその知略を十字の旗に供する理由はただ一つ。
 それは、全てのサラセン人へを駆逐する望みの為であった。

 街攻めは二十日以上に渡り続いていた。
 目的の聖地は近くとも敵の抵抗は益々激しくなり、投石器の石が尽きれば代わりに討ち取った敵の頭や手足を投げ込むといった、血生臭い戦が続く。
 互いに血を流し続ける消耗戦に、騎士は蟲に対して知略を求めたが。
「…兵は飢えさせておけ、敵はもうじき死ぬ…」
 ローブの奥の低い声は、そう答えるだけであった。
 ところが更に三日も過ぎた頃、急に敵の抵抗が弱くなった。
 これはどうしたものかと首を捻る騎士達に、蟲のじゃがれ声が答える。
「…攻め時だ、但し街の水は飲まぬ事だ…」
 蟲の言葉に騎士達は息を飲んだ。
 何と蟲はこの戦いの最中、間者を用いて街の井戸という井戸に屍を投げ込んだというのだ。
 屍に腐れた水は飲むに及ばず、水を失った兵は既に死兵である。
 戦いは実に呆気なかった。
 蟲の言葉通り、水に乾いた兵には既に戦うだけの力は無く。
 以前の抵抗が嘘であったかの様に城門は打ち破られ、血に餓えた十字の旗が街に雪崩れ込む。
 やがて街の中では、蟲の望んだ殺戮が始まった。
 異教徒を殺せと声を上げて、十字を掲げた兵士等が剣を振るう。
 男はもとより、老人や女子供に至るまでがなす統べもなく切り伏せられ、街の通りには瞬く間に屍の山が築き上げられた。
 信仰の狂気が生んだ殺戮は、やがて略奪へと移る。
 民家、商家、寺院までにも踏み入り、命を奪い財を奪う。
 そして、不幸にも屋内に隠れていた女達は、なす術なく全てを蹂躙される。

 商家の妻は、瀕死の夫の目の前で男達に陵辱された。
 女のふくよかな乳房に爪を立て、後ろから力付くに犯す兵士。
 夫の名を叫ぶ妻の胎内を蹂躙し、瀕死の夫にその様を見せ付ける。
「薄汚いサラセン人め、俺様の精で清めてやる」
 兵士の言葉に取り乱して叫ぶ妻の口を、また別の兵士がそそり起つ肉槍で塞ぐ。
 かくして妻は、夫の命尽きる前で胎内を汚され続け、遂に気が触れるとその美しい胸に剣を突きたてられた。

 年若い踊り子の娘は、細い身体を捕らえられ、泣き叫びながら純血を散らされた。
 あどけなさを残す少女を着飾っていた衣装はひどく乱れて、張りのある小振りな乳房が露になっている。
「いい格好だぜ、踊って見せろよ」
 未だ女に成りきれていない薄毛の秘裂を乱暴に突き上げて笑う兵士。
 身を裂く苦痛から逃れようと細い腰を浮かせる少女に、更に突き上げ小振りな乳房や尻が振られる様を囃し立てる。
 自らを串刺しにした肉槍の上で、散々に恥辱のダンスを踊らされた踊り子は、生まれて初めての精を受けながら細い首を縊られた。

 通りでは陵辱された母親の屍に泣いて縋りつく幼い少女までもが、力付くに引き剥がされ冷たい土に組み伏せられた。
「ママと同じにしてやるよ」
 とても女とは言えぬ幼い少女の服を剥ぎ、閉じたままの縦割れに肉槍を突きつける兵士。
 何をされるのかも分からないまま、ただ怯える少女の幼裂を兵士は一気に貫いた。
 がくんと幼い身体を弓なりに反らして、目を見開いたまま小さな口をぱくぱくとさせる少女。
 兵士の肉槍は未発達な胎を突き上げ、獣欲のままに幼い身体を蹂躙する。
 未成熟な少女が陵辱に耐えられる筈もなく、初潮すら迎えていない子宮に子種を受けながら、幼い命が力尽きた。

 殺戮の阿鼻叫喚の中、輿に揺られながらローブの男が街の通りを進んでいた。
 常人であれば目を覆い耳を塞ぎたくなる程の惨状に、蟲は肩を震わせて笑っている。
「いやあぁぁっ!!はなして!はなしてぇっ!」
 耳を劈くような悲鳴を見やれば、老若男女の屍が折り重なる通りの端で、年若い少女が兵士に組み伏せられていた。
 子供ではないものの女と呼ぶには若すぎる少女が、悲鳴を上げながら細い手足をばたつかせている。
 豊かな家の娘であろうか、刺繍も鮮やかな服に身を包んでいるが、兵士はその服に手を掛け力付くに引き裂いた。
「きゃあぁぁっ!!」
 いかにも少女らしい膨らみ掛けの乳房が露になった。
 少女は更に高い悲鳴を上げて暴れるが、それに合わせて揺れる乳房は扇情的ですらある。
 それを見ていた蟲は、輿を担いでいた男達に何事か伝え、男は少女を組み伏せている兵士の下に走る。
 男の言葉に声を荒げていた兵士であったが、ローブに身を包んだ蟲の姿を見ると、血相を変えて少女を手放した。
 ようやく兵士の手から逃れたと思うのも束の間に、今度は蟲に付き従っていた男達が少女の細い手首に縄を掛ける。
 悲鳴を上げて暴れる少女を相手に、男達は慣れた様子でその足首にも縄を掛けて、少女の身体を大の字に縛り付けてしまった。
 年端も行かぬ少女のあられもない姿、子供から女へと変わりつつある身体を男達に晒している。
 未だ固さの残る乳房は垂れる事もなくつんと上を向いたまま、閉じる事叶わぬ脚の間には、僅かに産毛らしいものが生えたばかりの縦割れ。
「いや…見ないで、見ないでぇっ!!」
 年頃の少女にとっては耐え難い格好に、少女は涙ながらに首を振るが、か細い手足は縛られたままでぎしぎしと縄が軋むだけ。
 そんな少女のもとにずりずりと這いずる様に進む者か居た。
 ローブを纏った蟲である、十字に縛られた少女に圧し掛かる蟲の小柄な身体。
「きゃああああぁぁぁぁっ!!」
 そのローブがはらりと落ちた瞬間、少女が今までにない程の悲鳴を上げた。
 その顔は半分ほどが火傷に歪み、憎しみだけを湛えた瞳が爛々として少女を見据えていた。
 人の身にこれほどの憎しみを表せるものかという程の貌、そして最も異様であったのは蟲の姿。
 蟲の体躯が小柄であったのではない、蟲には欠けていたのだ、本来ならばその身体にある筈の四肢が。
 おぞましい蟲の姿に半狂乱で悲鳴を上げる少女。
 しかし、蟲は爛々とした瞳で、少女を呪う様な言葉を浴びせる。
「何を恐れる…貴様らがなした事であろう……貴様らサラセン人が…!」
 悪鬼の如くの蟲に、少女は恐怖に慄き声も上げられぬまま、かちかちと歯が鳴っている。
「…俺は蟲だ…サラセン人は、この蟲に蹂躙されて…死んで行け…」
 蟲は四肢の無い身で器用に少女の身体に圧し掛かると、貝の様に閉じた無垢な縦割れをこじ開けて、己の肉槍を突きたてた。
「あぎぃっ!!」
 身体を串刺しにされたかの様な痛みに、少女の身体がびくりと跳ねる。
 未だ女としての器が整っていない秘洞は固く男を拒むが、蟲の肉槍は未熟な器を引き裂いて、少女の身体を蹂躙する。
「痛い…痛いよ、お願い…ゆるして…」
 苦痛に強張っても動かせぬ身体が、ぎしぎしと悲鳴を上げる。
 細い足首には痛々しく縄が食い込み、肉槍が胎内を蹂躙して未熟な子宮までをも突き上げる度に、弓なりに反った胸で小振りな乳房が跳ねる。
「くく…いいざまだ…いいざまだなあ、サラセンの小娘が…」
 身動き一つ取れぬ幼げな少女を、おぞましい程に歪な蟲が犯している。
 それはまるで、巣に囚われた蝶を醜い毒虫が貪り喰っているかの様であった。
 蟲はその怨嗟を叩きつけるかの如く少女の身体を蹂躙すると、未熟な胎奥まで肉槍を突き入れ、その歪な身体に満たした毒を注ぎ込むかの様にどろりとした子種を吐き出した。
「う……あ…ああ……」
 胎の中に広がって行く熱い毒に、少女の口から絶望の声が漏れる。
 未だ恋物語に憧れを抱く歳の少女のとっては、気も狂わんばかりの出来事。
 しかし、大の字に横たわる少女の秘裂からあふれ出す白濁の毒液は、これが紛れもない現実である事を知らしめる。
「…なんで…わた…し…なに……してな…のに…」
 うわ言の様に呟く少女、一方再びローブを纏った蟲は、またも男達に何事かを言いつける。
 少女の両脚を捕らえていた縄が、其々馬の蔵に結び付けられた。
 それを見た少女の瞳が大きく見開かれた。
「い…いや!おねがい、許して!何でもします、何でもするから!!」
 半狂乱に声を上げる少女、死の恐怖に青ざめた顔で「誰か助けて」と叫び続ける。
「…浅ましい…浅ましいな、サラセン人は…」
 そう言って蟲が頷いた瞬間、馬の尻に鞭が打ち付けられた。
「いやあああああぁぁぁぁっっ!!」
 ばきりという音と共に少女であったモノが、宙を舞い馬に引きずられて行く。
 気が付けば、街の中はサラセン人の屍で溢れていた。
「くくく…もっと…もっとだ……今度は俺が全てを奪う番だ…」
 むせ返る様な死臭の中、しゃがれた笑い声が呪いの様に響いていた。

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